耐熱塗料が
持続可能なものづくりと
働く環境改善の第一歩をサポート
株式会社TOWA
代表取締役 竹内公一様
乾燥炉用耐熱塗料 施工事例
株式会社TOWA
代表取締役 竹内公一様
乾燥炉用耐熱塗料 施工事例
社名
株式会社TOWA
所在地
〒342-0043
埼玉県吉川市小松川543番地
従業員数
20名
事業内容
アルミダイカスト、亜鉛ダイカストの三価クロメート、含浸、焼付塗装
導入製品
乾燥炉用耐熱塗料
URL
https://towa-saitama.com
目 的
ー カーボンニュートラル実現に向け、2030年までにGHG(温室効果ガス)排出量42%削減
ー 乾燥炉の表面温度低減による環境改善
ー ランニングコストの削減
課 題
ー LPG使用によるGHG排出量の削減必要性
ー 大規模な設備更新・投資に頼らず効率的な改善策の模索
効 果
ー 乾燥炉表面温度が5~8℃低下し、周囲への熱放出を抑制
ー CO2換算で年間約17tのGHG排出量削減を見込む
ー 社内で働く環境に対する意識が高まり、環境改善への理解促進
本社外観
倉庫外観
施工内容:焼付塗装乾燥炉への耐熱塗料塗布
施工時期:2024年7月
㈱TOWA様は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた中間目標として、2030年までに※GHG排出量を42%削減することを掲げています。2024年4月よりその取り組みを本格的にスタートされ、「まずはできることから始めたい」とご相談いただきました。
塗装乾燥炉についても、弊社で納入させていただいた設備です。
乾燥炉内部の断熱材が摩耗・劣化し、断熱効果が低下しているという課題に加え、ランニングコストの削減というご要望もありました。乾燥炉自体の設備更新は喫緊の課題ではありませんでしたが、GHG排出量の削減は急務であったため、対策案として耐熱塗料の塗布をご提案させていただきました。
効率的かつ無駄のない設備運用の第一歩として、現場の状況に即した最適な施策となっています。
※GHG…温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化硫黄)
①実測値で5℃~8℃表面温度が低下
②GHG削減取り組みのきっかけになっている
施工のきっかけとなったGHG排出量の点では、CO₂換算で年間約17トンの削減が見込まれており、2025年7月現在、経過観察中です。環境負荷の軽減にも寄与していくと考えられます。
また、施工前後で乾燥炉の表面温度が5~8℃低下したことが確認されました。乾燥炉の経年劣化により断熱の効果が減少し、周囲の作業環境にも影響を及ぼしていましたが、耐熱塗料の断熱効果により熱の放出が抑えられ、炉内の加熱効率も向上しています。
さらに、施工当初は「何を目的とした施工なのか知らない」という社員の方もいらっしゃったそうですが、施工後に体感温度の変化を実感されたことで、働く環境への関心が高まってきたとおっしゃっていました。品質や納期に注力する中で見落とされがちな「GHGの削減」について考える機会となり、大きな意識改革の第一歩になったと伺いました。
検証として、ダクト底面の施工部分を剥離し、その周辺との表面温度差を確認。
剥離作業中
剥離した箇所は温度が高く(59.3℃)その周辺の温度は
下がっている(55.8℃)ことが分かります。
熱風発生装置
乾燥炉全体に耐熱塗料を塗布しています。
㈱TOWA様は今後、職場環境の改善とDXの推進を通じて、働きやすい環境づくりと人材の確保を図るとともに、製造工程のさらなる効率化・スピードアップを目指されています。時代の変化に柔軟に対応し、持続可能なものづくり体制を構築されていくその取り組みに対し、私たちも最善のご提案と的確なサポートを通じて貢献してまいりたいと考えています。
株式会社TOWA
所在地 〒342-0043 埼玉県吉川市小松川543番地
TEL 048-982-7864
URL https://towa-saitama.com