バリなきことは当たり前
切断品質と生産性を
両立するバリ取り機に出会いました

黒田鋼管株式会社
工場長 山下智士様
バリ取り機 UNI-DEBURRING導入事例

社名   
黒田鋼管株式会社
所在地  
〒585-0045
大阪府南河内郡千早赤阪村大字川野辺134番
従業員数
7名(現場)

事業内容
パイプ加工、パイプ附属品の製造
導入製品
バリ取り機 UNI-DEBURRING
URL
-


目 的

ー 切断加工におけるさらなる品質向上

ー バリ取り作業の見直しによる、生産効率の向上


課 題

ー 従来機はブラシが一方向の回転軸のみで、鋼材の上下差し替え作業を要していた

ー 力を加えての作業が多く、パイプのバリ取りは変形のリスクがあった


効 果

ー 高密度ブラシと二軸回転により、力をかけずに短時間で作業が可能

ー 作業負担の軽減とパイプ材の変形リスク解消


黒田鋼管株式会社様について

大阪に拠点を構える黒田鋼管㈱様は、鋼材の切断加工に特化した専門企業です。角パイプ・丸パイプ・アングル・フラットバーなどの鋼材を対象に、「切断のきれいさ」では業界内でも一目置かれる存在です。

黒田鋼管㈱様の切断加工の特長は、「バリなきこと」。この言葉が当たり前のように使われる業界の中でも、同社はその一歩先を行く品質を提供しています。たとえ依頼時に明確な指定がなくても、その先の溶接や組立といった加工工程がスムーズに進むよう、細部にまで気を配り、美しく仕上げる姿勢が徹底されています。

実際、黒田鋼管㈱様が切断された鋼材は、建設機械や自動車部品、建築現場の足場や手すりなど、国内外を問わず多くの現場で使用されており、その品質の高さが信頼につながっていることがわかります。切断に特化することで、他にはない精度と美しさを追求する、それが黒田鋼管㈱様の最大の強みです。

工場外観

工場内の様子

角パイプ、丸パイプ、アングルなど様々な鋼材を常時在庫されています。

バリ取り機 UNI-DEBURRING導入のきっかけ

切断加工の品質にこだわりを持つ黒田鋼管㈱様では、以前より他社製のバリ取り機を使用されており、特に設備の老朽化が進んでいたわけではなかったため、更新のご予定は当初ありませんでした。

しかし、弊社が新たに切断機をご提案する際、あわせてバリ取り機の導入もご提案し、実際にデモンストレーションを実施しました。その場で機械の操作性や仕上がりの精度をご確認いただいた結果、作業効率の向上にご期待いただき、導入を決定していただきました。

従来のバリ取り機ではブラシが一方向の回転軸しかなく、鋼材の角度を変えながら作業する必要があったため、鋼材の様々な角度やパイプの内外につくバリ、カエリを取ることに手間がかかっていました。これに対し、弊社のバリ取り機は二軸回転に対応しており内外のバリが同時に取れるため、上下の差し替え作業が不要です。この違いが、現場の作業者様からも高く評価されたポイントです。

切断機は半自動メタルソー切断機(KKS400、KKS450)をご使用いただいています。

バリ取り機 UNI-DEBURRING導入のメリット

①作業性の向上と作業負担の軽減 

②加工品質の安定化と柔軟な対応力

新たに導入されたバリ取り機により、作業負担の軽減と加工精度の向上が実現しました。従来の機械では、作業時に力を加えながらバリを除去する必要があり、特にパイプ材では変形を招くケースもありました。

今回導入いただいた「UNI-DEBURRING」は、
ブラシの密度が高く、加工する鋼材に最適なタイプを選べるのが特長です。そのため、力をかけることなく、スムーズにバリを除去することが可能です。
処理時間は
1本あたりわずか2~3秒と非常に短く、多い日には1日2,000本以上をこなす現場でも、大幅な時間短縮を実現しています。
削減できた時間は、ほかの作業に振り分けられており、全体の作業効率向上にもつながっています。

黒田鋼管㈱様の現場では、高品質・高効率・省力化という三つの要素を兼ね備えた生産体制が着実に構築されています。
バリ取りは、製品の品質や安全性に直結する重要な工程であり、その設備を見直すことは、全体の生産性向上に大きく貢献します。今回の取り組みは、そうした基礎工程の強化が、現場全体の最適化につながることを示す好事例となっています。

角パイプ、丸パイプ、アングル、チャンネル等材料の形を選ばずクランプできます。

ブラシが2軸回転するため内バリと外バリが同時に取れます。

黒田鋼管㈱様では自作の架台に乗せて
ご使用いただいています。

仕様や製品動画はこちらからご覧いただけます。

■バリ取り加工前後の比較

バリ取り機の導入により、黒田鋼管㈱様では、作業負担の軽減・加工精度の向上・生産効率の改善といった成果が得られました。
長年にわたり切断加工に特化し、高い品質を追求されてきた同社ですが、今後は穴あけや塗装といった前後工程までを自社で担う、トータル加工体制の構築を見据えています。今回のバリ取り機導入は、その第一歩として、現場の進化を確実に後押しするものとなりました。

私たちも引き続き、現場の声に寄り添いながら、黒田鋼管㈱様のものづくりを支える最適なご提案を行ってまいります。

黒田鋼管株式会社

所在地  〒585-0045 大阪府南河内郡千早赤阪村大字川野辺134番
TEL    0721-72-1041
URL    -

導入製品

産業機械でお悩みなら
まず大同興業にご相談ください

ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください。
サービスについて詳しい資料は
こちらからダウンロードできます。